プロ意識のない恋人同士のシェルビーとアリックは妥協的な状況に陥る。タレントのアリックは、自分の世界に迷い込んでしまいそうな女、シェルビーと妥協的な立場をとられている。冷静さを保つのに苦労する2人の緊張感は、欲望と後悔のダンスに体を絡ませて伝わってくる。荒々しい美貌と飽くなき食欲を持つアリックはシェルビーの若々しい魅力に抗えない。2人の出会いは生々しくリアルで、生の欲望の力と禁断のスリルの証だ。お互いの体を探り合ううち、2人の抑制は薄れ始め、両方を消耗する本能的な衝動に取って代わられる。2人の喘ぎ声が部屋に充満し、壁を突き抜ける快楽のシンフォニー。これは典型的なラブシーンではないが、否応なく情熱的で激しい。欲望の力、予期せぬスリル、そして生の親密さの美しさへの証だ。.