普段は音楽と歓喜で賑わうナイトクラブが、今では廃墟となって探検のために熟したままの姿になっている魅惑的な世界に飛び込む。最も深い欲望の魅力に屈した冒険心あふれる2人の女性が、こだまする虚ろな壁の中で肉欲を解き放つことを決意する領域だ。彼らの旅は誘惑の微妙なダンスから始まり、想像にほとんど残らない官能的なタンゴに体を絡ませる。薄暗い空間は神秘性を増し、生々しい、フィルターのかけらもない情熱の雰囲気を作り出すだけである。夜が進むにつれ、彼らの抑制は執拗な欲望の猛撃の下で崩れていく。互いに屈服し、情熱的な抱擁に体を絡め、誰もいないナイトクラブに響く喘ぎ声。これは、ルールが快楽のみであり、目的地がエクスタシーのみである、抑えきれない欲望の物語である。.