アダルトフィルム業界で名乗り出そうとする若い女性が、早くからオーディションにやってくる。豪華な装飾の部屋へと誘うプロデューサーに迎えられる彼女。緊張感を察知したプロデューサーがグラスのシャンパンを差し出し、それを啜るうちに彼女の抑制は薄れていく。焦らし始める彼女への会話が熱くなり、言葉や行動が彼女の中で欲望の火花を燃やす。情熱的な出会いに従事するプロと個人の間の線、彼らの身体が欲情と欲望のダンスに絡みつく。想像にほとんど残らない激しさで展開するシーンは、生々しくフィルターもかけていないアダルトフィルム業界の現実を映し出す。シーンが終わりに近づくと、女性は息も絶え絶えにされ、今やスタードムの夢が彼女のエロい出会いの記憶に絡みついている。.